サロンスタッフの求人方法

サロンスタッフの求人方法

開業をするとなると、雇用される側から雇用する側に立場が変わります。求人が難しいと言われている美容業界ですが、そもそもどんな方法でスタッフの求人をはじめたら良いのでしょうか。それぞれの求人方法と、メリット・デメリットを見ていきましょう。

1スタッフを雇うと決めたら!?

自分以外のスタッフを雇うと決めたら考えておかないといけない事があります。人を雇うという事はそれなりに費用がかかるという事です。求人費用から設備の増加など、まずは無理のない人数から増やして準備をしていきましょう。

POINT

・採用にかかる費用(求人広告費、紹介手数料、面接する社員の給与)

・業務に使用する機器などの設備費用

・社会保険料(労災保険、雇用保険、厚生年金、健康保険)

・福利厚生費

サロンを開業するにあたり、自分ひとりで運営していく事にもメリットはありますが、お客様をお受けできる人数にも限界があります。多くのお客様を施術していくのであれば、スタッフを何人か雇う事となります。自分のサロンに見合った人数から採用していきましょう。

2お金を掛けずにできる求人方法

周囲の人に紹介してもらう

サロンに通ってくれているお客様に、仕事を探している人が周りにいないかどうかを聞いたり、友人や家族など身近な人に聞いて紹介をしてもらったりという方法。採用までに時間がかかることもありますが、1番気軽に始められる求人方法です。

メリット

・採用できる(してもらえる)可能性が高くなる

・サロンの雰囲気にも馴染みやすい

・給料や待遇の交渉がしやすい

・採用後のギャップが生まれにくい

デメリット

・希望の条件とは違っても不採用にしにくい
(求職者側は、面接の辞退をしにくい)

・入社後にトラブルが起きても退職をしにくい

・紹介者との関係が悪化した時に働きにくい

専門学校に求人票を置いてもらう

専門学校の就職担当に許可を取り、サロンの求人票を置いてもらう方法。新卒のスタッフを採用したい場合に利用する求人方法です。

メリット

・学校の教育担当者が、サロンの代わりにサロンのアピールをしてくれる

・採用実績があると、翌年以降も同じ学校から採用しやすくなる

・就職セミナーに招いてもらえることも

デメリット

・1名を採用するために何度も学校に通う必要がある

・求人票を置いてもらうまでに、説明や申請の手間がかかる

・1校ずつ依頼をする必要があるので、多くの学校に置いてもらうためには長い時間がかかる

SNSで募集をかける

InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSで、求人に関する投稿をして応募を募る方法。別名、ソーシャルリクルーティングとも呼ばれています。

メリット

・フォロワーに拡散されることで、直接サロンを知らない人にもアプローチできる

・SNS内でそのままやり取りができるので、連絡を取ることが容易

・選考前の段階で、求職者の趣味や交友関係を知ることが出来る

デメリット

・手軽にやり取りができる分、採用途中での離脱率が高い

・数日すると投稿が埋もれてしまうため、常に投稿をし続ける必要がある

・即採用に繋がりにくいので、長期的な採用活動になる可能性が高い

求人票をサロンの前に貼っておく

サロンのスタッフが自ら求人のチラシを作成して、サロンの入り口やサロンの前に置く看板に貼って通行する人にアプローチする方法。

メリット

・手作りの場合、チラシを作成する材料費以外には一切費用がかからない

・サロンの近くに住んでいる人にアプローチできるため、採用すれば近くに住んでいる指名客までサロンに呼びこめる

・一度作成すれば良いため、更新などをする手間がかからない

デメリット

・サロンの前を通る人以外にはアプローチできないので、ターゲットが極端に絞られる

・採用するまでに、ある程度長い期間が必要になる

・作成者のセンスによってチラシのクオリティに差が出る

3お金を掛けて行う求人方法

WEBの求人広告に掲載する

求人広告を作成し、求人サイトに掲載をする方法。大きく分けて、採用をしたら費用が発生する「成功報酬型」と固定の掲載費用を支払う「定額型」が存在します。

メリット

・今まさに仕事を探している層に閲覧されるので、採用までスムーズに進みやすい

・場所や時間を問わず、より多くの人にアプローチすることができる

・連絡手段が一括になるので、複数人での採用管理もしやすくなる

・仕事内容やサロンの雰囲気が伝わりやすく、多方面から魅力を伝えられる

デメリット

・数十万円の費用が必要になる

・求人サイトへの申し込み、掲載原稿の確認などの手間がかかる

・求人数が多いため、他の求人に埋もれてしまって見つけられないことも多い

掲載費用のみサロンで負担する事になりますが、原稿作成サポートなど受けられる事もあり、忙しいサロンオーナーには強い味方にもなってくれます。求人はどうしたら良いのだろうと迷ったら、求人のプロに相談してみるもの良いかもしれません。

紙媒体に広告を掲載する

いわゆる転職情報誌。全国版とエリア限定版があり、現在は駅ナカやコンビニなどにフリーペーパーとして無料で置かれているものがメインです。

メリット

・エリアを絞ってアプローチすることが出来るので、首都圏以外のサロンだと採用に繋がりやすい

・求人だけでなく、集客効果も期待できる

・WEB媒体よりも低価格で掲載をすることができる

デメリット

・広告枠が小さいため、掲載できる情報が限られる

・アプローチできるエリアが狭いため、ターゲットが狭まる

・若い年齢層だと、紙媒体を使って就職活動をしている人が少ない

人材派遣会社に依頼をする

労働者と派遣元企業が雇用契約を結び、派遣先となるサロンに限られた期間だけ労働者を派遣するという仕組み。仕事の指示自体は派遣先から労働者に行い、給与の支払いや契約手続き等は派遣元で行います。

 

※派遣契約が終了した後にそのまま派遣先と雇用契約を結ぶ場合は「紹介予定派遣」となり、派遣元に別途紹介料を支払う必要があります。

メリット

・必要な時期にだけ派遣を依頼することができるので、人件費の削減ができる

・採用活動が必要ないので、採用コストを削減することができる

・ある程度経験やスキルのある人を派遣してもらえることが多い

・期間が限られているため、人間関係のトラブルが発生しにくい

デメリット

・同じサロンで働ける期間が限られているので、ずっと働き続けてもらうことができない

・面接を行うことができない/p>

・サロンの技術を教えても、期間が過ぎるといなくなってしまう

サロンオーナーは、特に開業前は忙しく「採用まで手が回らない…」という事もあるでしょう。派遣会社に依頼する事で1から人材を探すという様な採用活動のコストと時間を省けます。派遣社員を雇うこと自体、初めて!という場合には、派遣社員が入職するまでの仕組みなどの説明を聞いてみても良いでしょう。

人材紹介会社に依頼をする

人材紹介会社に登録をしている労働者の中から、サロンの希望条件に合った人を紹介してもらうという仕組み。派遣とは異なり、紹介してもらった求職者はそのままサロンと直接雇用契約を結ぶことになります。

メリット

・希望の条件に合った人を、人材紹介会社の担当者が探してくれる

・採用するまでは費用がかからないことがほとんど

・求人原稿の作成や面接までのやり取りなどの手間がない

・求職者とのやり取りを紹介会社が仲介してくれる

デメリット

・採用が決まった際に1人当たりに支払う手数料が高い

・地方の場合、希望に合った人材が登録されていないことも多い

4サロンの雰囲気が伝わる求人情報を提供

どんな方法であれサロンの求人を出す場合には、求職者に「サロンの雰囲気が伝わる」求人作りを心がけましょう。お仕事を探している人が一体どんな事を知りたいのかという事を考えると、自分のサロンをアピールしやすくなりますよ。

POINT

・シャンプー台や施術台など、サロンの雰囲気がわかる写真

・サロンで働いている(働く)スタッフの写真

・充実している待遇面など(社保完備、連休取得や日曜休みなど)

・お給料や手当など

もちろん、勤務時間や給与等の掲示は求人には必須条件になりますが、そこ以外でも他のサロンと差別化を図れる「アピールポイント」を書けるように、サロンの環境を整えておくようにしましょう。