サロン開業が失敗してしまう理由と失敗しない開業のコツ

サロン開業が失敗してしまう理由と失敗しない開業のコツ

夢が叶ってサロン開業をしても、「お客様が来ない」「固定費が高くて赤字が続いてしまう」といった理由でサロンを閉めるということももちろん考えられます。では、なぜサロン開業を失敗してしまうのか、どうすれば失敗しないサロン運営をすることができるのか。開業前にオーナーが心得ておきたいポイントを見ていきましょう。

1サロン開業が失敗してしまう5つの理由

サロン開業を失敗してしまう理由は、いくつか考えられます。まずは失敗に繋がってしまういくつかの理由を知りましょう。

  1. サロンを開業する立地選定のミス
  2. 電車社会なのに駅からあまりにも遠かったり、ベッドタウンのため土日の集客が見込めなかったり、サロンの立地選択は開業する上で最も大きく売り上げに影響してくるポイントです。

     

  3. メニューの価格設定ミス
  4. 周辺のサロンと比べて、価格が明らかに高すぎるとお客様はリピートしてくれません。また、低すぎると利益を得ることが出来ず、赤字になってしまいます。

     

  5. 他のサロンと差別化できるポイントがない
  6. 価格、使用している商材、サロンの内装など、「うちのサロンは、他のサロンと違ってここが強み!」というポイントが1つでもないとお客様の印象にも残らず、リピートに繋がりません。

     

  7. 働くスタッフの教育不足
  8. サロンがどれだけ魅力的でも、担当してくれるスタッフの技術力が低ければもちろんリピートには繋がりません。また、技術力だけではなく接客態度の良しあしも大きく影響してきますよ。

     

  9. 集客が上手くいっていない
  10. サロンがオープンしても、自動的にお客様が来店するわけではありません。SNSや集客サイトを使って告知をしたり、チラシを制作してサロンを知ってもらわないサロンは集客が上手くいかず、失敗してしまいがち。

     

実際、サロンが開業してから3年以内に閉店する割合は8割強と言われています。そうならないために、開業前にはしっかりと経営の勉強をして計画を立てることが必須。

2失敗しないサロン開業のために大切な10のコツ

それでは次に、どんなポイントを抑えれば失敗しにくいサロンを開業することが出来るのかを見ていきましょう。

 

①ターゲット設定はできるだけ細かく

「サラリーマンにも来て欲しいし、ママさんにも来て欲しい。20代のOLさんにも50代のシニアにも…」と欲張ってはいけません。「サロンから10駅以内の範囲に住んでいる主婦層」といったように、ターゲットはなるべく明確に、そしてあまり広げずに設定しましょう。ターゲット設定=サロンの方向性を決めるということ。ここでしっかりとターゲット設定をしておくと、後々集客をする際にもスタッフを雇用する際にも役立つようになりますよ。

②サロンの立地を決める時は周辺調査を

サロンの最寄り駅となる駅周辺の雰囲気やお店、周辺に建てられている住宅の数や会社の数、ビル自体に入っているテナントの雰囲気、といった点を、実際に歩いて調査しましょう。利用者が多い駅では昼間と夜で街の雰囲気ががらっと変わることも多いので、朝・昼・夜の3回に分けて調査を行うのが良いですね。

③価格決定の前に、近隣サロンの価格帯を知る

HPで調べても良いですし、実際にサロンに行っても良いですね。なるべくなら、そのエリアで長く続いているサロンの価格を調査しましょう。いくつかのサロンの価格調査をした上で、自分のサロンの価格設定もすべき。周辺相場よりあまりにも高すぎたり低すぎたりすると、失敗しやすくなりますよ。また、赤字になってしまうメニューは絶対にNG!安さを売りにするのではなく、技術を上げることで高単価設定をすることが大切です。

④サロンのコンセプトは分かりやすく

サロンのコンセプトはまずは1つの大きなコンセプトを決定し、その後は「お客様向け」「スタッフ向け」「内装」というように細分化して設定すると良いでしょう。スタッフ全員がコンセプトをしっかり把握しておくことで、サロンの魅力をお客様に最大限伝えることができるはず。内装に関しては工事に着手する前の段階でのコンセプト設定が必須。「リゾート地に旅行に来ているようなのんびりくつろげる空間」「ヨーロッパの古城のような非日常的な空間」など、聞くだけでわくわくできるようなコンセプトを設定したいですね。

⑤サロンの情報はなるべく詳細に公開する

お客様がサロンを選ぶポイントは1つではありません。価格・座席数・営業時間・スタッフの数・使用している商材・駅からの近さ・サロンの雰囲気など、何がお客様にとって魅力になるのかは人それぞれ。そのため、なるべくサロンの情報は詳細まで公開するのが良いでしょう。HPやSNSで公開している情報があまりにも少ないと、お客様も何を見て判断したらよいのか分かりません。文章だけでなく、スタッフや内装の写真を撮影して掲載するのも◎

⑥SNSやブログ更新にも力を入れる

ただ毎日サロンを開けているだけでは、お客様にサロンのことを知ってもらえません。お客様にサロンの魅力を伝えるためには日々の努力の積み重ねが必須!無料で出来る集客方法も数多くあるので、スタッフで分担して集客活動を欠かさないようにしましょう。

⑦売り上げ目標は、週単位・月単位・年単位で細かく設定

「開業して1年後くらいには、1か月の売り上げを200万円くらいにしたいな~」というざっくりとした目標ではいけません。目標達成のためには1か月でいくらを売り上げれば良いのか、1日でいくら売り上げれば良いのか、そのためには1日何人のお客様を呼び込めば良いのか、といった具体的な数値目標を設定しましょう。

 

 最終目標:1か月の売り上げ300万円

 → 1週間の売り上げ60万円

 → 1日の売り上げ9万円

 → 平均単価7,000円の場合、1日13人来店必須

 

目標は紙に書いて貼ったりメールで共有したりして、必ずスタッフ全員が頭に入れておくことが必須です。

⑧クーポンやキャンペーンを乱用しない

安さだけが良いサロンの定義ではありません。価格の安さだけを重視しているお客様はなかなかリピートに繋がりませんし、クーポンに頼ってどんどん価格を下げているとどれだけ集客ができても赤字になってしまいます。オープニングクーポン、オープン1周年キャンペーン、誕生月クーポン、など、価格を下げる場合にはあくまで「特別感」を大切にして、そうでない時には通常料金でご案内をしましょう。

⑨オープンは繁忙期の数か月前に

オープン後は、最初からスムーズにサロンが回るわけではありません。いきなりたくさんの予約が入っても、お断りしなくてはいけないということも。そのため、オープン日は繁忙期よりも少し前の時期を狙うことが大切。数か月営業してスタッフも慣れてくれば、来たる繁忙期にも備えることができますよ。

⑩スタッフの研修や交流会は必ず事前に行う

サロンがオープンする日までに、スタッフへの研修や全員の顔合わせを済ませておきましょう。スタッフ同士の仲を深めておくことで緊張感もなくなり、雰囲気の良さがお客様に伝わりやすくなります。また、接客方法やご提案方法なども事前に研修しておくことで、スタッフ全員が同じスタートラインに立つことができますよ。

3失敗しないためにオーナーが勉強しておきたいこと

サロンオーナーと言えば、サロンにとっては一国の主も同然。そんなオーナーが経営に関して中途半端な知識しかなければ、サロンも成功しません。開業をする前に、まずは以下の知識や心得をしっかり身に付けましょう。

  1. 経営そのものに関する知識
  2. 集客のためのノウハウ
  3. スタッフ育成のための知識

ビジネススクールに通って経営学を学ぶ、企業が開催している経営セミナーに参加する、既にサロンを開業している知り合いの話を聞く、といった方法で勉強をすることができますよ。