サロン開業時にクレジットカード決済は導入すべき?

サロン開業時にクレジットカード決済は導入すべき?

サロン開業にするにあたり、メニューの決済方法も決めておかなければなりません。昔から馴染のある「現金払い」、もしくは、カードを機械に通すだけで支払いが完了する「クレジット決済」。その他にも、電子マネーやQRコードでの支払いなどさまざまな手段があり、どんな決済方法を導入するか迷ってしまいます。難しそうな導入も案外簡単に取り入れられるようになっているとか。サロンに適した決済方法を探してみましょう。

1現金払いとクレジット、どちらがいいの?

開業してからメニューに対してのお客様の支払いはどのような物が良いのでしょうか。従来通りの現金払いのみであれば特に準備するものはありませんが、果たしてお客様からしてそれは便利なものなのでしょうか。

 

「クレジット決済を導入すれば手数料を払わなければいけないし…」と、現金支払いのみのサロンも存在します。高齢者の方が多く訪れるサロンでは現金払いのみでも問題ないかもしれません。

 

しかし、お財布に現金を持ち歩かない人やうっかり手持ちがないと気づき焦る人にはクレジット決済や電子マネーなどの支払いが役に立つようです。政府がキャッシュレス決済の比率を40%にする方針を出したこともあり(2019年9月時点)、さまざまなキャッシュレス決済が業種問わず推奨されています。

キャッシュレス後進国の日本

他の国に比べ日本はキャッシュレス後進国と言われており、経済産業省が2015年に発表した「キャッシュレス決済比率の国際比較」では、韓国が89.1%、中国60.0%と高い比率に対し日本は18.4%と低い結果となりました。

 
各国のキャッシュレス決済比率の状況を表すグラフ
経産省(「出典の記載について」参照)
 

韓国ではクレジット決済、中国ではQRコード決済の普及が多くあり、オーストラリアや欧米では非接触IC型決済の普及が進んでいます。日本でキャッシュレス決済の利用比率が低いのには理由があるのです。

理由

・偽札が出回らないため、現金への信頼度が高い

・防犯設備が整えられたATMが普及している

このように、偽札の出回る国に比べ現金に対する信頼度が高いため、現金が本物かどうかを確認することもなく、現金を受け取ることにリスクが少ないのです。ですが、日本人のクレジットカードの保有数は1人あたり平均約2.5枚。それなのに、キャッシュレス決済の利用比率が低いのは、導入にかかるコストや手数料により、キャッシュレス決済が可能なサロンが少ないと言えるでしょう。

 

日本ではクレジットカード会社にかかる手数料が平均3%と、世界で比べても高い数字となっています。そのため、この手数料が痛手となり導入を踏み止まるサロンが多く現金のみでの決済を採用しているサロンがまだ多いのです。今後、海外からのお客様が増えていく事を考えればキャッシュレス決済の導入はマストになっていくかもしれませんね。

2クレジット決済導入のメリット・デメリット

クレジット決済を導入するにあたりメリットとデメリットがあります。美容業界では、高額のメニューを契約し一定期間サロンに通う事があるので、契約したくても現金で一括払いができないから契約出来ないという事にもなりかねません。

 

そんな時に役立つのがクレジット支払いです。メニューの総額を分割で支払う事ができるので、毎月の支払いを計画立てて契約する事ができます。

 

クレジット決済を導入すればお客様からは喜ばれますが、実際にクレジット決済をする人が少なければ手数料だけ払って、計上利益が減ってしまう事もあります。そのあたりも導入時に気を付けたいポイントでもあります。

メリット

・お客様の利便性が高まる

・1回当たりの会計金額が向上する

・店舗で現金を取り扱うというリスクが下がる

デメリット

・クレジットカード会社に手数料を支払う

・すぐに現金が手元に入らない

3自宅サロンでも審査は通る?

自宅サロンや個人経営のサロンは、クレジットカード会社の審査が厳しいと言われています。きちんと実績の伴っている企業でないと、何かトラブルがあった際にカード会社も被害を被ったり、責任を取ったりしないといけないので審査が通りづらいのです。

 

では、自宅サロンや個人経営のサロンの場合、クレジットカード決済の導入は出来ないのか?

いいえ、決してそのような事はなくクレジットカード決済の導入を手配してくれる「クレジット決済代行業者」が存在するのです。

 

自宅サロンや個人サロン、オープンしたての小規模なサロンでも審査が通りやすく、iPhoneやiPad、アンドロイド端末で決済ができ、その端末とカードリーダーがあれば決済可能です。

決済代行会社を利用した場合の流れ
STEP1

消費者がクレジットカード払いでメニューを契約

STEP2

与信可否及び与信結果

STEP3

決済代行会社から消費者に請求書の発行及び、利用代金のお支払い

STEP4

クレジットカード会社、決済代行会社間での決済処理

STEP5

決済代行会社からサロンへ決済手数料を差し引いた売上金を入金

4キャッシュレス決済の種類

海外では既に主流となっている決済方法。「日本に来て、日本のオシャレや美容を味わいたくても現金払いしか導入されていないから気軽に利用できない」と言われてしまえば、せっかくのチャンスも逃してしまいます。

 

サロンを開業する際に、きちんと市場調査を行いキャッシュレス決済の利用が頻繁になりつつあるエリアであれば、導入を考えてみても良いでしょう。

クレジットカード

消費者の銀行口座に紐づけられ後払いを可能にする。

Visa

MasterCard

American Express

JCB  など

デビットカード

消費者の口座預金から即時に引き落とされる仕組み。

Visa

MasterCard

JCB  など

非接触型ICチップ型電子マネー

内蔵したICチップなどで管理され定めた決済方法での支払いを可能にする。

Suica

楽天Edy

iD

クイックペイ

ワオン

Nanaco など

QRコード

QRコードを読み取るか、サロンに設置したQRコードを読み取ってもらい決済する。

PayPay

LINEpay

楽天Pay

d払い

オリガミペイ など