サロン運用人数の考え方や確定方法

サロン運用人数の考え方や確定方法

サロンを運用していく上で、どのくらいの人数のスタッフを雇えば良いのでしょうか。無計画に雇ってしまうと人件費が膨らんでしまうし、少な過ぎると他のスタッフに沢山働かせてしまうことになります。採用活動はスムーズにいかないケースが多く、開業時じゃなくても苦戦する部分です。的確な人数とサロンに合った人材を雇用するためにも、様々な角度から見つめてみましょう。

1採用人数の考え方

採用人数を決めていくのに大切なのは、オープンするサロンに必要な人数だけを採用するということ。必要以上に採用してしまう様ではサロンの運用自体がうまくいきません。サロンの規模売上の見込みも考えた上で、採用人数を決めていきましょう。

POINT

①サロンの規模はどれくらいか

②働き方はフルタイムかパートタイムか

③スタッフの役割分担をどうしていくか

④募集したいスタッフの立場

 

1サロンの規模はどれくらいか

常時何名体制で運用していくか、施術ベッドやセット面、一人当たりにかかる施術時間を割り出していきます。また、完全予約制にするのかどうかも重要です。エステサロンなどの場合、飛び込みで来店する人は少ないですが、美容室やリラクゼーションサロン、ネイルサロンなどはお店に直接来られる人もいます。そのような方を受け入れるのであれば、それも考慮しておく必要があります。

 

また、サロンの広さ(坪数)から検討してみても良いでしょう。仮に美容室を開業するのであれば、このような考え方もできるのではないでしょうか。※サロンのスペースをどのように使用するかによって異なります。

10坪
セット面2~3席=1~3人

20坪
セット面4~6席=3~6人

30坪
セット面6~9席=5~9人

 

2働き方はフルタイムかパートタイムか

採用するスタッフの労働時間にも注意が必要です。例えば、1日8時間で週5日勤務希望のスタッフと、1日4時間で週3勤務希望のスタッフでは2倍近くの人数の違いが出てきますので、フルタイムとパートタイムのどちらも雇用する場合には、調整していくこととなります。パートタイムを希望している人には、面接時に勤務可能な日数や時間は確認しておきましょう。

 

3スタッフの役割分担をどうしていくか

施術者や受付などのレセプショニストなど、サロンの中でも様々な役割分担があります。美容師であれば実際に髪の毛を切れるスタイリストや、シャンプーを行うアシスタントなどに分けられています。どのように運用していきたいかを明確にすることで必要な人数が割り出されます。

 

4募集したいスタッフの立場

スタッフの役割分担と似た部分はありますが、店長や副店長であれば1名ずつの雇用が多数。また、サロンの規模にもよりますが、比較的経験年数が長い施術者がリーダー的な役割をする事になります。リーダー1名に対しチームメンバーはどのくらいが最適か、もしくは1日何名ずつのチームで運用するかなど、サロンの規模を考慮して考えて行くのも良いでしょう。

2ほしい人材像を決めておく

サロン立ち上げ時には、いきなり大勢の募集があるとは限りません。どのようなサロンに成長して行くか、立ち上げ当初に働いているスタッフによって大きく変わるかもしれません。また、とても大切な仲間ができる時期とも言えるでしょう。どんな人と一緒に働くかはサロンの成功や失敗にかかわってくる重大な要素なので、慎重に採用を進めていきましょう。

 

一緒に働きたい人材はどんな人なのか事前に考えておくようにします。人柄を重視したい、もしくは、スキル重視というオーナーもいるでしょう。自分のサロンを運用していく上で、バランスよく働いてもらえるスタッフを見極める事も大切になります。

求める人材はどんな人?

  • 任せたい仕事内容
  • 求めるスキル
  • 雇用形態
  • 人柄や性格、容姿など

3売上見込みから雇える人数を考える

雇用する人数がある程度決まったら、実際にその人数を雇用していく資金や売上見込みがあるのかを確認しましょう。逆に、資金や売上見込みから雇える人数を割り出すのも一つの手です。

 

そのためには、まず1名あたりどのくらいの費用がかかるのかを把握しなければなりません。また、支払う毎月のお給料も定めておく必要があります。お給料に関しては、いくらでも良いわけではなく地域によって最低賃金が定められており、それより下回る金額設定はできません。

 

その他にも、交通費を全額支給するのか、またはいくらまでなら交通費を出せるのかなども決めておく必要があります。1名雇用することで会社が負担するものはどんなものなのか、理解した上で雇用人数を決めていきましょう。

 

雇用するにあたりかかる費用
給料
・従業員の勤労に対して支払われる報酬
・支払いの義務=あり
・負担者=会社
社会保険料
・加入要件を満たしている場合、社会保険(健康保険、厚生年金保険、介護保険)の手続きを行うことが必須
・支払いの義務=要件を満たした場合、あり
・負担者=会社と従業員
労働保険料
・労働者に支払う賃金の総額に労働保険料率(労災保険率+雇用保険率)を乗じて得た金額
・支払いの義務=要件を満たした場合、あり
・負担者=会社と従業員(労働保険料は全額会社にて負担)
通勤手当
・通勤にかかる費用の全部、または一部を手当として支給すること
・支払いの義務=要件を満たした場合、あり
・負担者=会社

4求人サイトの費用から考える

人材を募集する方法は、求人サイトに掲載する方法やSNSで募集を募る方法などさまざまです。その中でも、webでの求人サイトへの掲載が主流となっている今、掲載費用が気になっているオーナーもいるでしょう。求人サイトへの掲載費用は主に3種類!

 

  1. 採用人数に応じて費用を支払う「成功報酬型」
  2. 採用人数に問わず固定の掲載費用のみを支払う「定額型」
  3. 掲載費用と採用人数による費用が発生する「成功報酬+定額型」

 

「1人だけ採用したい!」という場合には、成功報酬型の方が安いかもしれませんが、「なるべくたくさんのスタッフを採用したい!だけど、採用の予算内におさめられるか心配…」という場合には、掲載費用のみを支払う定額型の求人サイトがおすすめです。このような事もふまえて、求人広告にかけられる費用の中で採用人数を決めて行くようにしましょう。