美容業界で開業するために!抑えておきたいQ&A

Q&A

サロンを開業するために、どれくらいの貯金をしておくべき?

規模によっても異なりますが、美容室を開業するために必要な資金としては1000万円程度と言われています。銀行や金融機関からの融資も可能ですが、あまりにも多額の融資を受けると毎月の返済負担が大きくなります。必要な資金の3~5割程度、つまり300~500万円程度の貯金をしてから開業準備を始めると安心ですね。
 
自宅を少し改装してできるネイルサロンやマツエクサロンならば、美容室と違って100~200万程度で開業できることも多くあります。エステサロンも同様に、マンションの1室を使う場合には100万円程度で開業することも可能です。
 
サロンのオープンまでに用意した資金を全て使い切ってしまうと運転資金がなくなってしまうので、3~4か月は赤字でも支払いができるくらいの資金は残しておきましょう。

どんな流れで準備を進めたら良いのか?

開業したいサロンのコンセプト・目標設定→テナント探し→必要資金の調達→美容所登録→内装工事→働くスタッフの採用活動→必要商材の準備→オープンの告知・宣伝→オープン
というのが大まかな流れです。期間としては、6ケ月程度を見ておきましょう。
 
まずはどんなお客様をターゲットに、どんなサロンを開きたいのかを細かく練ることが大切。最初の段階でターゲット層や希望のエリア、メニューや価格帯などの設定をしておくと、その後の工程も進めやすくなりますよ。
 
通常の企業と違って、美容師免許を要するような美容室やマツエクサロンを開業する場合には、保健所による美容所登録が必要になります。美容所登録を怠ると業務停止となるだけでなく美容師免許まで取り消しになってしまうので、必ず事前に申請をしてくださいね。

サロンを開業するために必要な資格ってあるの?

美容室やマツエクサロンを開く場合には当然美容師免許が必要になります。さらに、2名以上の美容師が在籍している美容室の場合には管理美容師免許という資格も必要に。
 
ただ、オーナーとして経営だけに専念するという場合は、美容師免許を持った美容師を雇用すれば自分自身は美容師免許を持っていなくてもOK。
ネイルサロンの場合には絶対に必要な資格というものはありませんが、ネイルサロン衛生管理士を取得しておくと安心でしょう。必ずしも必要ではないものの、衛生管理士の資格を取得していることでお客様に「衛生面もしっかり管理しています!」とアピールをすることができますよ。

開業までに大体どれくらいの期間が必要?

開業するサロンの事業計画から物件探し、内装工事からスタッフの採用まで、同時並行で進められたとしても半年程度は見ておくようにしましょう。最初はスタッフを採用せずに1人で営業を開始するとしても、融資をしてもらう金融機関との打ち合わせやデザイナーとの打ち合わせ、工事業者との打ち合わせといった様々な関係者との話し合いの上で進めていく必要があります。決して1人で全部進めるということはできません。
 
余裕をもって、以下のように進めることを目指しましょう。
 
1、開きたいサロンのコンセプトを検討(7ケ月前までに)
2、事業計画を作成(約6ケ月前)
3、物件探し・契約(5ケ月前)※スタッフの採用活動も、物件決定と同時に開始
4、美容所登録(3ケ月前)※美容室とマツエクサロンのみ
5、内装工事・備品準備(2ケ月前)
6、周囲へのオープン宣伝(1ケ月前)
7、必要な商材・水道や電気などの最終確認(オープン日までに)
 
物件探しは、時期によってはなかなか希望に合った物件が見つからないということもあるので、周辺の調査から不動産契約までで2ケ月程度をみておくようにしましょう。その他、スタッフの採用にも数か月の期間がかかることを意識しておくべき。物件の契約が終わったら、内装工事と同時並行で採用活動もはじめておくのが良いですね。

開業をするメリットとは?

独立して開業をするメリットとしては、以下のようなことが考えられます。
・自分の理想のサロンをつくることができる
・自由に使える時間が増える
・収入アップができる
 
自宅を改装してサロンを開く場合には、これらに加えてさらに「家事との両立ができる」「家賃や光熱費が安く抑えられる」などのメリットも追加されます。
 
開業する場合には自分でコンセプトの設定から内装設計まで決められるため、理想としていた空間で働くことが出来ます。また、営業時間や定休日も自分で決められるため、自分のために自由に使える時間が増えるという点も大きなメリット。子供の運動会や結婚記念日などの家族イベントがある日は、お休みにしたり営業時間を早めたりといったことができるのも開業をした人の特権ですね。

何歳でもサロンを開業することができるの?

はい、何歳でも開業をすることができます。
ただ、あまりにも美容師歴が浅い人が独立をしてもお客様が定着してくれないことも。反対に、40代後半や50代など少し遅くなってから開業準備をはじめると体力的に難しい場合もあります。
 
開業をするために最適な年齢は、美容室の場合は大体美容師歴が10年程度の人と言われています。ある程度の技術と指名客もついてきて、資金も貯まってきた30代前半くらいで開業準備をはじめる人が多いのですね。
エステにしてもネイルにしても、美容業界には体力を求められることが多々。「独立してサロンを開業したい!」と思ったのならば、なるべく20代後半~30代半ばくらいまでに動き出すのが良いでしょう。

自宅をサロンに改装するメリットは?

自宅をサロンに改装するメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。
 
・家事や子育てと両立させやすい
・家賃や光熱費などの固定費をおさえられる
・予約の入っていない時間は、自分の時間に充てられる
・お客様との距離を縮めやすい
 
サロンと家との行き来の時間がなくなることで、小さな子供を育てながらでも美容の仕事を続けることができます。お客様の予約が入っていない合間の時間は自宅の方に戻って家事をして、予約の時間が来たらまたサロンにおりてくるというような無駄のない働き方が可能に。
また、テナントを借りて開業する場合と違って、家賃の支払いや光熱費の支払いが二重に発生しないという点も大きなメリットです。家賃にかけていた経費分を浮かせれば、お客様により良いサービスができるようにもなるはず。

周りにライバル店が多いエリアは避けた方が良い?

いいえ、そんなことはありません。
ライバル店が多いということは、それだけそのエリアで需要が高いということ。大切なのはそのエリアを避けることではなく、ライバル店にはない特徴を設けて差別化を図るということです。
 
例えば、周囲の美容室がどこも火曜定休日ならば火曜を営業日にして他の曜日を定休日にする・周囲のネイルサロンがどこも高い価格設定ならば、安価な定額制メニューを取り入れてみる、など。
 
新しいサロンがオープンすると、最初の内は興味を持って来店されるお客様が多いもの。そこで「うちのサロンは他にはない〇〇の点が特徴なんです!」とアピールすることで、そのままリピーターになってもらうようにしましょう。
ライバル店が多いエリアこそ、たくさんのお客様を呼び込むことができる可能性も大きいのです。